常識にとらわれない発想: 「シュレディンガーの猫」

ここから叶えよう君の夢~The Secret Base Project(秘密基地プロジェクト以下TSBP)ブログ

 

皆様

TSBP共同代表の北浦です。

 

今日は大学の物理学で学ぶ(つまづく人多数の)常識にとらわれない発想をご紹介します~

シュレディンガーの猫とは?

シュレディンガーの猫とは、「シュレディンガーさんの飼っていたかわいい猫」とかだったら、このブログは立った一行で終わるんですが(笑)

シュレディンガーの猫とは、すごく小さな世界(※大学で理系過程で習います)で起こる奇妙な現象を分かり易くたとえたおとぎお話です。

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昔昔、あるところに、一匹の猫と一人の少年がいました。

少年と猫はとても仲が良く、ある時かくれんぼをして遊びました。

その猫が、冷蔵庫の中に隠れととき、冷蔵庫の扉が閉まり、猫は出られなくなってしまいました。

 

数時間後、少年が猫を見つけたときに、、、、、、

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物語の2つのシナリオと決定論

シナリオ1(猫が生きているシナリオ)

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少年が猫を見つけたときに、猫はスヤスヤと寝ていました(生きてる)、、、、、、
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シナリオ2(猫が死んでしまったシナリオ)

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少年が猫を見つけたときに、猫は箱の中で冷たく固くなっていました(死んでいた)、、、、、、
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おとぎ話と言いながら、オチが2パターンあるなんてなんか気持ち悪いですよね。そうです、このおとぎ話で一番大切なのは、オチではなくて、オチの直前なんです。

それでは、オチの直前を一緒に考えてみましょう。少年が冷蔵庫を開ける前には、猫はどんな状態だったのでしょうか?

常識的に考えれば、少年が冷蔵庫を開ける前から猫は生きていたあるいは死んでいたのどちらかだと考えられます。これは、物事が決定している(決定論的)世界観と言われます。しかしながら、実は、現代物理学によると、猫の状態は生と死が混じり合った状態だと考えられるのです!

小さな世界では「決定論」ではなく「確率論」!?

前の段落で少年が冷蔵庫を開ける前は、猫は生と死が混じりあった状態にいると書きましたが、これはどういうことでしょうか?

実は、すごく小さな世界(量子力学的世界)では、全く同じシチュエーションで10回冷蔵庫を開けたら1回は猫が死んでいて、9回は猫が生きているという、奇妙な現象が観測されます。

つまり、冷蔵庫を開けたときに猫が死んでいるからと言って、冷蔵庫を開ける前に猫が死んでいたとは言えないのです。これは、物事が確率的に振る舞う(確率論的)世界観と言われます。

シュレディンガーの猫とは、このすごく小さな世界(量子力学の世界)で起こる確率論的な現象を説明するお話になります。

常識を疑い、自分で決めよう!

このシュレディンガーの猫で示される「確率論」的な考え方は、当初信じられていませんでした。世の中の多くの人は、冷蔵庫を開けたときに猫が死んでいるなら、冷蔵庫を開ける前に猫が死んでいたに違いないという常識にとらわれていたからです。

しかしながら、当初信じられていなかった確率論的な考え方を採用することで世の中の多くの現象は解き明かされ、新しい技術は開発されました。ガン治療のレーザー照射技術、量子コンピューターなどの次世代のIT技術などが好例です。(興味ある人は、「物理・量子力学・不確定性原理」など調べて勉強してみてください~)

今回の記事で伝えたかったのは、常識にとらわれない考え方の重要性です。今考えられている「確率論」も、もしかしたら今の常識であって、本当は「○○論」かもしれないのです。

だからこそ、「周りが○○しているから」「常識的に○○だから」という気持ちで自分の環境・進路・人生を選択するのではなく、「自分自身で情報を収集し」「自分自身で考え」「自分自身で選ぶ」生き方が重要だと思います。

この記事を通じて、皆さんが人生を切り拓いていける一助になればと思います。

常識にとらわれない学び場、それが『秘密基地』。  

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