通り魔事件を繰り返さないために~「人を動かす三原則」~

ここから叶えよう君の夢~The Secret Base Project(秘密基地プロジェクト以下TSBP)ブログ

 

皆様

TSBP共同代表の北浦です。

 

本日(2019年5月28日)、痛ましい通り魔事件が起きました。

「小学生含む2人死亡、14人重軽傷。犯人も死亡。」

被害にあった学校には僕の妹も通っており、他人事とは思えませんでした。

そこで、今回は、世界的ベストセラー中の「人を動かす三原則」を参考に、「どうしたら通り魔事件の再発を防止できるのだろうか」必死に考えてみました。

 

犯人を動かした心理「人を動かす三原則」

「動く」ことにはエネルギーが必要!

子供から大人まで、僕たちは何か行動するときにエネルギーを使います。特に今までと違うことをしようとするときには、膨大なエネルギーを使います

  • 寝ている状態から朝起きる時。
  • 今までの環境から飛び出して、新しい学校・職場に行く時。
  • ダラダラした状態から起き上がり仕事・勉強を始める時

そして、犯人にとっても「人を殺す」行動をとることは、膨大なエネルギーを使うことでしょう。そして、人が行動を起こすときには次の3つの原則があるそうです。

 

「人を動かす三原則」①: 犯人にも動く理屈がある。

D・カーネギーの「人動かす」という本によれば、どんな犯人にも「動く」理屈があるとのことです。「自己防衛」のために人を殺す殺人犯もいれば、「生きるために」盗みを働く泥棒もいます。

理屈があれば何をやっても良いということを言いたいのではなく、犯人の行動の理屈を考えることが再発防止への一番の近道になると主張したいです。

 

「人を動かす三原則」②: 北風ではなく太陽で、人は自ら動く。

同書によれば、人を動かす秘訣はこの世に1つしかなく、それは「人に動きたい感情を持たせること」だそうです。

日本にも「北風と太陽」という童話があります。北風がコートを取り去ろうと強風を吹かせても人はコートを脱ごうとしないが、太陽がコートを脱ぎたくなるよう日光を浴びせると人は自らコートを脱ぐのです。つまり、犯人は「動きたい」感情をもって初めて、自発的に殺人に踏み切るのだと思います。

 

「人を動かす三原則」③: 人は自己の重要感を味わうために動く

犯人が持つ「動きたい」感情の源泉は「自己の重要感を味わいたい(自己実現)」欲求であると思います。人は劣等感や孤独感から通り魔事件・無差別殺人を起こすのではなく、「自己の重要感を味わうために」行動を起こすのだと思います。

 

通り魔事件のない社会のために私たちに何ができるか

今回の事件では、「小学生含む2人死亡、14人重軽傷。犯人も死亡。」という多くの犠牲が出た事件でした。「犯人が自分の重要感を感じられる」瞬間が少しでもあれば、自体は変わったのかもしれません。誰かに、「あなたが生きているだけで価値のある事なのだ」と言ってもらえていたら変わっていたかもしれません

また、北風がやるように、「人殺しなんて絶対やるな!」と強制しても通り魔は無くならないと思います。太陽がやるように、「人殺しをしたくない」という感情が持てるような社会を作っていきたいです。

Twitterでは、「どうせ死ぬなら一人で死ねばいいのに」などとのコメントが多く寄せられていましたが、通り魔がいなくなる社会を作るために僕たち私たちができることは、犯人を責めるコメントよりも今後犯人になりそうな人への思いやりのあるコメントなのかもしれません

 

通り魔事件を繰り返さないために、私たちが何を学び何をできるか、失われた尊い命のためにも考えてみましょう

 

教師も学ぶ場所、それが『秘密基地』。  

 

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